るい動物病院のブログ 知多半島エリアで往診専門の動物病院をしています
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オゾン療法の効果 その1
2015年01月13日 (火) | 編集 |
当院で去年の末から取り入れた”オゾン療法”

聞きなれない治療法で、治療対象となる範囲も幅広いため、いわば”胡散臭さ”を感じる人もいるのでは。
・・・正直私もとある獣医療のセミナーで”オゾン療法”と聞いた時には

(うわっ、またまた胡散臭い治療があるもんだ~)

と思ったものです。

ただ、実際に使用して効果が上がっているケースも多いので、少しずつですが、症例報告をしていこうと思います。


その1

慢性腎不全のニャンコさん 今年の5月で14歳を迎えます。
去年の7月、腎不全であることがわかり、定期的に点滴の治療、および投薬治療、食事療法も併用しています。

腎臓の数値はかなり高く、決して楽観視できる状態ではないのですが、特に猫の場合は検査の数字が高くてもいい状態を長く保つ子も多く、このニャンコさんも一般的に行う治療により状態は落ち着いています。

経口投薬も本人が嫌がるときは無理をしませんし、食事も完全に治療食ではなく、食べたいものも食べながら、食べてくれるときは治療食も食べてもらう・・・そんな感じでゆる~く管理してもらってます。

ぼちぼち食べてぼちぼち機嫌良く生活している、、そんな状態でしょうか。

私も飼っていた猫が慢性腎不全になり、点滴生活をした経験がありますが、飼い主感情としては、長生きもしてもらいたいけれど、食べたいものを美味しく食べ、楽しく生活してほしい、と思って本人に無理なのないようにケアしました。

獣医学的にいうと厳密な管理をしたほうがいいのかもしれませんが、人生楽しくないと始まらない、と思うので、特に慢性疾患においては柔軟な姿勢は大切ではないかと思っています。

・・・・え~、前置きが長くなりましたが。

12月下旬から1週間に1回、点滴治療時に併用して、オゾン療法を行いました。
本当は”オゾン注腸法”といって、カテーテルを肛門から挿入し、そこからガスを入れたかったのですが、ネコちゃん、肛門を触ると強烈に嫌がるため断念。。。

肛門に入れる予定の量よりも少量ですし、濃度も薄くなりますが、少量ずつ皮下注射(背中に何か所かオゾンの空気を注射)しました。皮下注射自体は痛がったり嫌がったりすることもなく上手にさせてくれました。

1週間後:もともと食欲、一般状態も安定していた子ではあるのですが、変化といえば、腎不全になってから2~3日に一回しか出なかった便が3日続けて毎日出るようになりました、とのこと。あと、体臭が病気の前の時のように匂わなくなって気がする、とのこと。

そこで2回目の治療を同様に行いました。

さらに1週間後伺うと、2回目の治療の翌日から、しぐさが変わったとのこと。飼い主さんに甘えてきたり、動きも活発になり、病気以前の状態のようなしぐさを少しずつ見せるようになってきたのだそう。

年末ということもあり、定期検査ということで血液検査で状態を確認してみましたが、残念ながら、腎臓の数値は高いままでした。

年明け、治療に伺うと、体重は少し痩せてきてはいますが、ご機嫌はすこぶるよろしいとのこと。
昔のように、飼い主さんが見えなくなると、探しにくるような行動も見せるようになったのだそうです。
なんだか私も嬉しくなっちゃいますね。

今後も1~2週間の間隔で様子見ながらオゾンの治療を継続する予定でいます。もちろん定期的な点滴治療は欠かせませんが。

慢性腎不全の場合、残念ながら破壊された腎臓が再生することはないわけですから、『治す』ということをゴールにもっていくと、期待には添えないのかもしれません。
ただ、QOL(クオリティーオブライフ:生活の質)を上げるという意味では良い効果が出ているように思います。
今後も飼い主様と一緒に頑張っていきたいと思っています。


私のニャンコが生きているうちにこの治療を知ってたらなー、なんて思います。






飼い主様に許可をいただいたので、その猫ちゃんの画像をアップしちゃいます。

150114-1.jpg

ミータさんです。

ぬくぬくしているコタツから引っ張り出された?のでちょっとご機嫌ナナメ・・・でも治療は本当にお利口さんにさせてくれるんですよ。毎回このベッドで横になっておくつろぎ状態で点滴しています。
めちゃめちゃ可愛いです。

ミータ、頑張ろうね~☆










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コメント
この記事へのコメント
いつもお世話になっております。

陽だまりの中で目を細めて満足そうに毛づくろいをしたり、
食卓に丸々のかわいいお手手をのせて
大好物をゴロゴロいいながら楽しんだり、
仕事に行くおかあちゃんを玄関まで見送ったり。

半年前には
「ヒトだったら、人工透析の数値です」と宣告されたとは思えないですね。

遠くない未来に
ミータとのお別れのときがくるかもしれませんが
逝ってしまうその時まで
少しでも多く幸せな時をミータが過ごせますように
そして送る私の後悔が少しでも少なくなるように
ご尽力してくださる先生には感謝しております。

しかしミータよ。
五回目のオゾン療法の後
やもりかとかげかかなへびか
(怖くて直視できない)
変なものを部屋に持ち込んだことはいけませんよ!!!
2015/01/17(土) 20:11:00 | URL | ミータのおかあちゃん #-[ 編集]
>ミータのおかあちゃん様
ミータさんが頑張ってくれて、お母さんが喜んでくれて
私も本当に嬉しくなります。

あのミータさんがトカゲ?を捕まえてくるなんて、
本当にびっくりですよね!

これからもお母さんとミータさんとのワクワクの毎日が
続けていけるように協力させてください。
2015/01/18(日) 22:34:25 | URL | #-[ 編集]
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