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るい動物病院のブログ 知多半島エリアで往診専門の動物病院をしています
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保護犬
2014年09月16日 (火) | 編集 |
往診を始めてから3か月が過ぎ、”保護犬” ”譲渡犬”のお宅に伺う機会が何度かありました。

普通に動物病院にも保護したわんちゃんを連れてこられて診る機会はあったのですが、
この短期間に何軒も・・・というのは、自分でも想像していませんでした。

個人のボランティアで虐待されたわんちゃんを保護し、里親を探す活動をしている飼い主さん、
運命の出会い?を感じて県外までそのワンコを引き取りにいった飼い主さん、
4匹いる大型犬のうち、3匹は保護犬です、という飼い主さん。

いずれのワンコもかなり劣悪な環境にいたらしく、
そのうちの2匹は保護して間もなく、
中・大型犬なのに、手足の爪はヒツジの角のようにくるりと巻き込むほど伸びているのですが
人間に対して恐怖心が抜けないようなので、無理に爪を切ることができないということなのです。

怯えてるので、車に乗せるのも難しく、病院に連れていけないとのこと。

普通のペットのワンコが爪切りを嫌がるときは、あやしつつもちょっと強引に頑張っちゃうことも
あるのですが、この場合は、しばらくそばにいて様子を見ながら、優しく声をかけつつ・・・・
幸いにもちょっと嫌がりながらもちゃんと爪を切ってあげることができました。

そのうちの一匹のワンコは、その後下痢をしたとのことでもう一度伺ったのですが
最初に伺った時とは全然目つきが違い、まだちょっとおびえた様子はみられましたが、
表情がとっても優しくなっていました。

新しい飼い主さんがいっぱい愛情をかけてくれているんでしょうね。


別のワンコは、引き取る段階で腹腔内に大きな腫瘍があるのがわかっていながらも
それでも引き取ってお世話をしている飼い主さん。

決して良い状態ではないのですが、そのワンコがなんとか苦しくならないよう、気持ちよく過ごしてもらおうと
一生懸命でした。

私が
『短い間だけど、このお宅に来て良くしてもらって、このこはきっと喜んでますよね』
と声をかけたら

『短い間でも・・・・つらいよね』
と、飼い主さんは目に涙を溜められていました。



私にこんなことができるのだろうか・・・・。

いろいろ考えさせられます。

たぶん、この子たちも子犬の時点では家族に温かく迎え入れてもらったんでしょう。
きっと家族の一員として可愛がってもらっていた時期もあるのでしょう。

大きくなりすぎて手に負えなくなったのか、
病気のせいで手放されたのか、詳しいことはわかりませんが、
どんな事情があれ、一度受け入れた命は最後まで責任を持たなければいけないと思いますし、
そんなワンコ達を献身的にお世話する新しい飼い主さんたち、素晴らしいと思いました。

すごく応援してあげたいと思いました。

診療は仕事なので、ボランティアとして無償でかかわることはできないのですが、
獣医師として、この子達が新しい人生を一日でも長く、幸せに過ごせるように
お手伝いしていきたいと思います。
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