るい動物病院のブログ 知多半島エリアで往診専門の動物病院をしています
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ターミナルケアとは
2016年03月04日 (金) | 編集 |
るい動物病院を開設して1年と数か月が経ちますが、”往診診療” ”在宅医療”に携わる立場では、老衰であったり、慢性疾患の末期であったりと、いわゆる”看取りの医療・・・ターミナルケア”に関わる機会がぐっと増えます。

覚悟はしていたものの、せっかく呼んでいただいたのに、深く関わるまでもなくお別れの時を迎えることも多く、自分の仕事に対するモチベーションを、どのようにして維持していけばよいのか悩んでしまった時期があります。

勤務時時代だって、治療の甲斐なく亡くなってしまう患者さんもいましたし、老衰のケアや、慢性疾患と上手にお付き合いしながらお別れをしたケースだって普通に経験してました。

ただ、飼い主さんから『今までお世話になりました』という電話を受けて、ズーンと落ち込んだ後に、元気いっぱいの子犬のワクチン接種の診察をすることでテンションが上がったり、手術をして完治に持っていくことや、頑張って治療して患者さんが元気になる姿を見ることで、獣医としての充実感というか、達成感のようなものがキープできていたのかもしれません。

悶々とした日々を送りながら

『在宅医療を手掛けている人のお医者さんは、どんなことを考えているんだろう』

って考えたんです。

ペットはモノが言えませんが、人は自分の意思を表現できますし、人と人がお付き合いをすることで、そのお別れの現場は、ものすごく辛いものではないのかと、、、、。
そんな中でどうやって、モチベーションを維持しているんだろうって思いまして。

その時に読んだ本がこちらです。

穏やかな死に医療はいらない

外科医として医療の現場で積極的に働いていた著者の方が、『緩和ケア医』となって、その日常や想いが綴られた本です。

『ピンピンコロリ』 ではなく 『ゆっくりコロリ』

『治療をしないことは諦めることではなく、自分らしく生きることである。』

『自分の最期は自分で作る』

獣医は患者さんであるペット自身の意思を聞けないので、すべてが当てはまるわけではないのですが、ものすごく響くものがありました。

そして、、、

『在宅緩和ケア医=看取り屋』ではない。



自分が目指している往診診療、この本を読んでとても励まされた気がしました。




知人の獣医師に勧めた流れで久しぶりに本棚から出してきたこともあり、もう一回読んでみました。

・・・2回目読んでも泣きました。



ペットもそうですが、人の”在宅医療”のあり方に興味があるかたは、ぜひ一度読んでみるといいと思います。


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コメント
この記事へのコメント
私的事ですが、ウチの場合は先生に診ていただいて、気丈夫でした。
タヒは免れないもの。そこまでの過程が大事だと思いました。
まぁだからどうした、って話だけど。
以上、超私的な感想でした。
2016/03/05(土) 00:41:10 | URL | コロパパパ #-[ 編集]
>コロパパパさん
今更ながら、返答をしていませんでしたm(__)m

コロちゃんは、私にとって忘れられない患者さんの一人です。
病気が病気でしたから、本人も楽ではないでしょうし、飼い主さんも気が休まらないでしょうし。
しかも気が小さいから病院にいる時間もストレスになっていてたでしょうし。。。

でも、コロちゃんとご両親の姿をみて、”そんなに簡単に治療を諦めちゃいけない。”って教えてもらいました。

私は患者さんや飼い主さんから毎回多くのことを教えてもらっています。ありがたい職業です。


2016/03/30(水) 19:54:09 | URL | maco #-[ 編集]
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