るい動物病院のブログ 知多半島エリアで往診専門の動物病院をしています
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涙やけのお話
2016年01月15日 (金) | 編集 |
往診先での飼い主さんとの会話。

『先生のところのるいちゃんって、写真で見ると涙やけがなくていいですねー』

涙やけ・・・・眼の内側から鼻筋のあたりが常に涙で濡れていて、白系の毛色のワンコさんだと、
毛が茶色に染まってしまう状態です。

そもそも、目の表面で作られた涙は、眼瞼の内側にある鼻涙管という穴から鼻に抜ける管を通じて排泄されるのですが、何らかの理由でうまく排泄されなくなって、あふれ出てしまうことでおこる現象です。

鼻涙管の閉塞   といいます。

じつは、るいちゃん。その名前の由来は、おうちに来たときは涙やけがひどかったので、”るい=涙”だったりするのです(なんという安直な名前の付け方・・・)。

来た当時の写真がこちら

160115-1.jpg


ね、目の内側の毛が茶色に染まってますよね。
涙の成分が、空気に触れて酸化することで、毛の色が変わってしまうようです。

ちなみに、涙に関わらず、体液の成分(唾液、尿など)も、毛に付着したままだと、周囲の毛が茶色に染まります。
ラブラドールなどが、夏場に暑くてハアハアしていてよだれが常に出ていたりとか、
ずっと一か所を舐め舐めするとか、オシッコの周りの毛が茶色になるとか。

涙があふれてしまう原因の一つに、鼻涙管のツマリ、があります。
もともと非常に細い管なので、老廃物や涙のカスのような成分が詰まると流れが悪くなり溢れます。

鼻涙管の洗浄といって、細い管を使って、水圧で洗ってあげると、開通して流れが良くなります。

もともと先天的に閉塞(水が通らない)子や、超小型犬だとすごく管が細いこともあるので、処置をしても改善しないこともしばしば。
最近は、バランスの良いドッグフードにすることで、涙の成分が老廃物でドロドロしないようにしてあげることで、鼻涙管が詰まりにくくなり、症状が改善することもあるようです。

洗浄の処置は麻酔をかけないと難しいので、るいちゃんは避妊手術をするときに、合わせて洗浄処置を行いました。
開通はしたのですが、鼻涙管自体は細い子だったので、心配していたのですが・・・。

おかげさまで、すっかり改善。現在のるいちゃんはこちら。

160115-2.jpg


綺麗ですよね(^o^)

生死にかかわることではないですし、目の健康が阻害されるわけではありません。
麻酔処置になりますので、往診の立場の私では、洗浄処置はできませんが、フードのアドバイスはできますので、お困りの際はお声かけくださいね。
構造的な問題であった場合、水道の配管が詰まっているのと同じなので、いくらフードを変えても改善のしようがないと思うのですが、フードが原因であった場合、涙の成分だけがサラサラになるわけではなく、全身をめぐる体液の成分が、老廃物の少ない状態になるわけですから、健康にもいいのかもしれないですね。


で、その飼い主さんとの話の続き・・・

『でも、”マルチーズ”って、目のところが茶色い子が多いですもんね、よかったですね』

『・・うちのるいちゃん、トイプードルなんですよ~~☆』

『え~~~!!』

・・・・・・・・よくある話の流れです、、、(^_^;)




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