るい動物病院のブログ 知多半島エリアで往診専門の動物病院をしています
怪我して学んだ?こと
2016年07月21日 (木) | 編集 |
8月6日(土)、13日(土)、15日(月)は終日休診となりますので、よろしくお願いいたします。



大きな声では言えませんが(?)、私、先月の下旬に左足の甲を骨折しまして。。

ふくらはぎまでギプスが当てられてしまったのですが、幸い左足だったので、運転できましたから休むことなく往診はしておりました。
(道路交通法上は、ギプスなどが当たっている状態で運転するのはいけないことのようなので、ブログにあげることなくこっそりと?運転しておりました・・・)

現在はギプスからサポーターに代わり、かなり動きやすくなりました。

ギプスがついていた期間は3週間。
ガチガチのギプスではなく、L字型のものをあてがい、包帯でぐるぐると密着させるタイプだったので、1日に何回かは外しましたし、お風呂にも問題なく入れていました。

ただ、サポーターに代わって、動きやすくなっているのに、
足首の関節が固くなり、伸ばせないし、曲げれない。
ふくらはぎの筋肉がしなやかに伸びないのでしゃがむ、屈伸する恰好ができない。。。。

あ~~、これが廃用萎縮かー、と自分の体の変化にちょっとびっくりでした。

”廃用萎縮”とは、例えば寝たきりでいると筋肉が痩せて、本当に歩けなくなってしまう、あの状態です。
ふくらはぎが目だって細くなっているわけでもないのに、たった3週間で、びっくりするほど退化していました。

体というものは、とても合理的にできていて、使わない部分には栄養を送ってくれません。
筋肉もそうですし、消化管だって、脳みそだってそうです。
なので、生きているものは動かないといけないし、口からものを食べないといけないし、頭だって働かせないといけません。


ペットも様々な事情で、歩行が難しくなってくることがあります。
高齢であったり、関節の問題であったり神経の問題であったり。

例えば、膝の関節が悪くて歩かなくなると、後ろ足の筋肉が衰えます。
筋肉が衰えると、悪くなっている関節を支える筋肉が痩せますので、さらに歩行が大変になり悪循環です。
痛み止めの常用はよくないですが、必要な時には痛みを緩和しながら、サプリメントや、リハビリをして、衰えないようにケアしてあげると、整形学的な問題は抱えたままでも、歩行ができるようになります。

老齢で、踏ん張りが効かなくなってきた場合、歳だから仕方がないとそのままにしておくと、ひとたび起き上がれなくなると、急速に筋力が衰え、本当に立てなくなります。
ちょっと介助して腰を起こしてもらったり、サプリメントなどがその子の体に合うと、ちゃんと最後まで自力歩行ができる場合も多く経験しています。

脊椎の疾患で後肢が麻痺して歩けなくなると、神経の信号が足のほうに届かないこともあり、これも急速に筋力が衰えます。
鍼灸治療を始めて4カ月目に入った後肢麻痺のワンコさんがいます。
開始時には、太ももの筋肉がペラペラに痩せていたのですが、飼い主さんが毎日頑張ってリハビリをしてくれているおかげで、少しずつですが筋力がアップし、少しづつですが、神経的にも変化が出てきています。

『自分で歩行ができること』

当たり前のような話ですが、とても大事なことだと思います。
往診診療では、高齢犬の依頼が多いため、そのようなワンコさんを診る機会が増えました。

足腰が衰えることは”病気”ではないもんね・・・と捉える飼い主さんも多いです。
本当に寝たきりになってからだと、何をしても難しいことが多いのですが、
”最近、踏ん張りが効かなくなってきた”という状況なら、対処できることはいろいろありますので、お気軽にご相談くださいね。



私の左足は、1週間くらい少しづつ柔軟をしたおかげで、可動範囲が増えてきました。
さて、いつこのサポーターが外せるのでしょう?早く解放されたいです(^_^;)
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