るい動物病院のブログ 知多半島エリアで往診専門の動物病院をしています
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

1人暮らしのお宅
2014年07月31日 (木) | 編集 |
先日、往診に行ったお宅は、1人暮らしの年配のご婦人でした。

前日に往診の依頼をいただいたのですが、その日は時間の都合がつかず
翌日の訪問となりました。

3日前にワンコの肩に出来た腫瘍がはじけて(自壊といいいます)、じわじわ出血するとのこと。

その奥様は目がお悪く、よく見えないので新聞は取っておらず、当院の開業のお知らせの
チラシも知らなかったそうなのですが、どうしていいものかと困っていたら、
近所のご友人が私のチラシの事を伝えてくれて、昨日連絡してくれたのだそうです。

お一人ではうまくガーゼや包帯をあてがうこともできずに、出てくる出血をただただ拭いていたそうで、
飼われている玄関先は血液で汚れていました。

昨日からは食欲も落ちてきたとのこと。

その子の肩から前足にかけて、じわじわ出血した跡が残っており、伺った時も
じわっと出血が続く状態でした。

高齢になったワンコやニャンコに麻酔をかけることをためらう方も多いかと思います。
確かに年齢とともに麻酔のリスクは上がっていきますし、やらずに済むならそれに越したことはない。

でも私は、体調が安定している子であれば、高齢であっても、ある程度の外科手術は可能だと思っています。
むしろ腫瘍などは、時間とともに成長していく場合が多く、大きくなって問題が出てきた時には
その分年も重ねているわけですから、
早めにとってしまった方が、後々楽になるのではないか、と思っています。

腫瘍は本来は、外科手術をしないと治せないものではあるのですが、この子の場合
8cm位の腫瘍が、肩にがっちりついている感じで、その影響で腕も部分もむくんでいましたから
おそらくいい腫瘍ではなさそうですし、がっちり根を張った腫瘍は綺麗に切除できる保証がなく、
手術を強く勧めることはできませんでした。
(るい動物病院としては、外科手術は出来ないので、外科処置をする場合は勤務先で行うんですけどね)

ひとまず患部を洗って、ガーゼを当てて包帯を巻いて止血の処置をして、
抗生剤と消炎剤の投与をしたのですが、これは手術せずにお付き合いする形になると
長期戦となります。

私が頻繁に通う、でもいいのですが、毎回ガーゼ交換で通うだけでも往診代や処置代の負担がかかります。

幸い、近所に住む娘さんが、毎週末訪れるそうなので、なんとか娘さんが訪問する日に
包帯を巻きなおしてもらいながら、間の部分で上手に私がフォローできるようにしたいな、と
次の訪問は土曜日の娘さんがいる時間に伺う約束をしてきました。

食欲が回復しなかったら、翌日電話くださいね、とお願いして帰ってきて、今日は電話がないので
多分少し楽になったものと思いたいです。

帰り際、玄関で会計をしながら、『来てくれて本当に助かりました』と、玄関で深々と頭を下げられ
こちらが恐縮してしまいました。

当院の話を近所の方から聞かなかったら
週末まで出血が止まらないまま辛抱していたのかな、
週末まで食欲がなくても辛抱していたのかな、とか考えると、なんだか切なくなってきました。
なんとか都合を付けて、遅くなっても前日のうちに伺っていれば、この飼い主さんの心労を
もっとはやく和らげてあげたのではないかと、申し訳ない気分にもなりました。

1人暮らしの年配の方にとっては、ペットは大事な家族であり、話し相手であり、癒しであると思います。
人が老いるよりも早く、ペットの方が老いていきますから、年齢相応にケアが必要となってくるのは
仕方のないことだと思います。
でも、飼い主さんがそれによって精神的や、肉体的に辛い思いをしては、何のための癒しの存在か
わからなくなってしまうので、老いていくペットと最後まで上手にお付き合いできるように
自分ができる限りのフォローしていきたいと思っています。




・・・基本的に往診中の写真は撮らないので、今回も画像がなく、我が家のグリーンカーテンのゴーヤのご紹介(?)

140731-1.jpg
夏真っ盛り!毎日暑いですね~~。

勤務医時代は、朝から晩まで屋内にいて、日中に外に出ることが少なかったので、
往診を始めてから、改めて愛知県の夏は暑い!!と痛感しています・・・。

るい動物病院のHPはこちらから→→http://rui-vet.com/



スポンサーサイト
『ホーム』
2014年07月16日 (水) | 編集 |
るい動物病院のHPはこちらから→→http://rui-vet.com/



6月の下旬ごろから、何日か通わせてもらったネコちゃんのお宅が2件あったのですが、
今週に入り、体調も落ち着き、2件ともいったん治療は終了ということになりました。
良くなってくれて、ほっとしています。

週に2.3回、いずれも10日ほど治療に伺いました。

”動物病院”という建物は、獣医にとっては、サッカーでいう”ホーム"なわけです。
”訪問先のお宅”は、”アウェイ”ではないけれど、”ホーム”ではないわけで、
再診で訪れる際は、初診のお宅とは違った緊張感があります。

・・・前回より体調は良くなってくれているのか。

病院に来てもらう場合は、受付で問診を取ってから診察室に入るので、
事前に前回よりも良くなっているのか、悪くなっているのかわかりますから、
それこそ、診察室に呼ぶ前の短時間の間でも、いろんなことを考えて頭の中で準備していけますし、
不安があれば、医局で資料を確認してから診察に向かうこともできます。

訪問の場合、お宅に入り、飼い主さんと向かい合って、初めて状態を確認することになり、
毎回、飼い主さんの第一声にドキドキします。

飼い主さんにとって、自宅はまさに”ホーム”です。
往診医を迎え入れるという緊張感はあるかもしれませんが、
動物病院の診察台を挟んで話をするときよりも、うんとリラックスしていらっしゃいますから
飼い主さんのほうが気持ちに余裕がある感じで、細かい経過や様子を話してくださいます。

こちらが思っているような経過でなければ、悩んだりもするのですが、
飼い主さんの目の前で『う~~~ん・・・』って考え込むわけにもいきませんし、
いい加減なことを説明すれば、たぶん、その気配で気づいてしまうでしょう。

飼い主さんに、不安や不信を抱かせては、治療はうまくいきません。

飼い主さんに不安を抱かせないよう、頭の中の引き出しをいっぱい開けてフル回転して
今日の治療方針をたて、明日からの見通しを説明し、治療をします。

通常は、治療中もその場所を離れることはありませんから、毎回飼い主さんといろいろお話をしていく中で
飼い主さんのペットに対する想いや、その人柄を、回を重ねるごとに深く感じることができますし、
病院だと、飼い主さんのうちのお一人が連れてくるケースが多いのですが、
お宅だと、家族がみんな居ることもありますので、ご家族みんなの”思い”がドーンと伝わることもあり、
プレッシャーも感じますが、この患者さんのために、この飼い主さんのために、
なんとかしてあげたいな、という気持ちが大きくなります。


動物病院の獣医という仕事は、”動物”を介して”人”と”人”とが繋がるお仕事であり、
”動物”が好きなのはモチロンですが、”人”が好きじゃないと出来ない仕事だよな、と改めて思います。

頑張ります☆




今回は、写真がないので、先週末のるいちゃんです♪

140716-1.jpg

るいちゃん、私が定期的に(不定期に?)カットしています。
見よう見まねなので、かなりトラカットですが、玄関先に台を置いて、チョキチョキやってます。
1年以上やっているので、かなり慣れてはきましたが
いい加減なので、3日後には後れ毛が出てきちゃうんですけどね~(^_^;



るいちゃん号に積んでいるもの
2014年07月15日 (火) | 編集 |
140710-1.jpg


往診時に持っていくもの一式です。

左上から

往診バッグ
内服薬、外用薬、予防薬などの医薬品
モバイルプリンター
処置用具全般

左下から
モバイルの超音波エコー検査機器
ワクチンや、冷蔵の薬品を運ぶクーラーボックス
パソコン、カルテをしまうカバン。


・・・・比較対象のるいちゃん。。。彼女は積みませんよ(^^;

消耗品ではないですが、酸素ボンベと鍼灸治療器具も検査機器の隙間に積んでいます。


毎日すべてのものを出し入れするわけではないのですが
薬品などは、1つの種類について最小限の量しか積んでいないので
飼い主さんに出したら忘れずに補充しないと足りなくなりますから
こまめなチェックが必要です。

日曜日に積んだままだと、車内の温度が無駄に上がって危険そうなので、
全て家の中で保管となります。


この梅雨の時期は、月曜の積み込みの時間は雨降らないでね~って思います。




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。